◎一生モノの万年筆(フォンテペン)ってどんな万年筆(フォンテペン)なのでしょうか?
ただ単に高級万年筆(ハイグレード・フォンテペン)って言うのは、高額過ぎて庶民には手が届かないですよね。
すると、庶民には「一生モノ」は、何時まで経っても手に入らないという事になります。
ここで考察です。
そもそも「一生モノの万年筆(フォンテペン)」とはどんな定義のものなのでしょうか?
はい。
答えは、「定義なんか、ありません!」……です。
強いて言えば丈夫で使いやすい事でしょうか!
後は好みの問題。
「一生モノ」かどうかは、本人の価値観で決まるのです。
ですから、必ずしも高額でなくても、本人が気に入って「これが一生モノ」だと決めれば、それで良いわけです。
で、本人の気持ち次第で、次の「一生モノ」が後から出てきても、それはそれで良いわけですね。
ですから、この記事は「今の私が一生モノと思えるフォンテペン(万年筆)」は、「これがお薦め」という形の記事になっております。
で、私は、一生モノの万年筆(フォンテペン)に何を選んだかと言いますと
これです。
そして、
◎もし、貴方が「一生モノの万年筆を捜している」のであれば、私はこれをお薦めいたします。
★「King Profit ST」 by 「THE SAILOR FOUNTAIN PEN CO.,LTD」★
今回、私が「一生モノ」を選定するに当たり、重要視した条件は下記の通りです。
(1)価格とWants (欲しいかどうかが一番大切)
十万円以下で、グッと背伸びをしてでも買いたいフォンテペン(万年筆)。
※King profit ST価格:定価60,000円 → Amazonでは、41,000円代だった。
(2)外観
① バランス型(先の尖った感じで魚雷型)orフラット・トップ型(両端が平形)
※King profit ST:バランス型
② 黒金or黒銀カラー(どちらも伝統的です)
※King profit ST:仏壇カラー(黒金カラーの別名)
③ 大型ペン
※King profit ST:充分過ぎるほど大型
(3)材質
① 金ペン
※King profit ST:21金
② PMMA樹脂製or金属製のボディー(理由は丈夫な為)
※King profit ST:PMMA樹脂製
(4)扱いやすさ
① 持ちやすい、書き易い
※King profit ST:持った感じ、書いた感じ
② インクカートリッジ&コンバーターの両用タイプ
※King profit ST:両用タイプ
(5)メーカー
国産メーカー
※King profit ST:セーラー万年筆
セーラー万年筆の長刀(なぎなた)砥シリーズは、世界的にも有名で、ご存知かと思います。
しかし、現在は余りにも有名になり過ぎて世界から注文が殺到し、生産(砥ぎ)が間に合わなくなり、一時受注をストップしている状態のようです。
その為、市場に出回っている製品は、壱拾萬円以上の価格になり、十萬円筆(じゅうまんえんひつ)となって久しく、庶民には全く手が出なくなってしまいました。
所が、今回選んだフォンテペン(万年筆)は、ちょっと贅沢で、しかし「壱拾萬円もしない」+「世界に通用する一流品」なのです。
ですから、グイッと背伸びさえすれば、「直ぐに手の届く高級品」と言えるでしょう。
このフォンテペン(万年筆)は、Made in Japanにこだわるセーラーが、108年の歴史を持つ自社工場で、職人の手の入った確かな技術を投入して作り上げた、「懐(ふところ)に優しい高級品」となっております。
えっ?
それは本当かって?
はい。
持っている私が、使って、その良さを実感しておりますので事実です。
それに、海外では「KOP(King of Pen)」の愛称で親しまれて、日本人には隠れたベストセラーとなっているのです。
正式名称は、「キングプロフィットST」、仏壇カラーの中字で21金ニブ、とにかく欧米人の体の様に大きなフォンテペン(万年筆)となっております。
Sailorは「キングプロフィットST」を意識してこんなに大きく堂々としたペンに作りました。
一番右に控えるドイツの黒金ストライプ・モンブラン・マイスターシュティックに比べても、全く引けを取りません。
写真は、左から「プロフィットスタンダード」「プロフィット21」「キングプロフィットST」「モンブラン」(146ですから笑)ですが、ニブの大きさと模様にも、製作者の自信とこだわりが感じられます。
「プロフィット21」の1.5倍の大きさを持つ21金ニブは、銀色のロジウムメッキをあしらったバイカラー仕上げで、モンブランにも負けない存在感と高級感を漂わせております。
その上、金属パーツは全て24金メッキで、本体材質は、PMMA樹脂で作られているのです。
PMMA樹脂は、水族館の水槽や航空機の窓にも使われているアクリル樹脂で、耐衝撃性はもちろんの事、耐候性、耐薬品性にも優れた劣化しにくい樹脂なのです。
◎こんな風に材質にもこだわって作られている「KOP」を日本人の我々が使わないなんて、もったいないと思いませんか?
しかも見た目は、欧米人の手にぴったりなのですが、日本人の私が持ってもしっくりとくる作りになっているのです。(私は身長172cmです)
手に持つとちょっと重めで、どっしりと頼もしく、しっかりと手になじんでくれるペンに仕上がっております。
それなのに、書き出すと軽いのです。
筆圧を掛けようとしても、その必要がありません。
手に羽が生えたようにスルスルと紙の上をペンが走り、持ち手をリードしてくれる様です。
21金のニブは、ハート穴からペンポイントまでの距離が一般のペンよりも長く、ニブの幅も広めになっております。
その上で、軟らか過ぎないように、平板ではない多少湾曲したニブ形状に仕上げてあるのです。
ですから、書き手の筆圧をすっと受け止めて、優しく奥ゆかしい書き味を指に伝えてくれます。
使う人に「おもてなしの心」を感じさせる、「日本のペン」らしい一本に仕上がっているのです。
これは、海外で受けるはずです。
そんな「KOP」を使って、雰囲気を変えた二通りの線画を描いてみました。
描き味は最高で、申し分ありません。
高級感と優れた書き味、それに扱いやすさを兼ね備えた、海外も認める「THE KING OF PEN」は、ちょっと無理をしてでも安い今のうちにgetしておくべき一本だと思います。
★「買って良かった!」「満足している」極上の一本ですので、絶賛ご紹介しました。
(日本語が変!)
チェック 👉 :Amazon The King of Pen 1911
★モンブラン(146)と粗同じ大きさの21金フォンテペンです。こちらの記事もご参照ください。
👉 「壮年にもお勧めできる万年筆(フォンテペン)との出会い」