Sailor四季織『ほしくず』フォンテペン(万年筆)をレビュー

GO TOで行けなくは、なったけれど。

★クリアブルーの思い出と言えば、支笏湖の『うちみず』の他に『ほしくず』です★

支笏湖でも、こちらででも、昼間の澄んだ青い水と、夜の星空が今迄持っていた非日常の感覚を塗り替えてくれます。

 

もう一つの「そこ」とは、

小樽積丹(おたるしゃこたん)国立公園。

北海道でただ一つの海中公園。

           写真出典: 北海道積丹町ホームページ

 

抜ける様な青空が水平線で一つに繋がる青い海の町。

青く輝く海の反射が、空を青く塗りつぶし、

白い雲と白い海鳥が空を飛ぶ海の公園。

海中にそよぐ沢山の海草、群れて泳ぐ魚たち。

波に削られて立つ奇岩と一杯に広がる潮の香。

そこは、北海道の短い夏をギュッと濃縮した青い海の町。

北の海に洗われて住む人々の情に染められた積丹ブルーの町。

泊まっていって見て下さい。

夜には、沖に燈(とも)る漁火(いさりび)と満点の星空。

海岸に寝そべれば、眼前に広がる天(あま)の川(がわ)銀河。

星降る夜空を5秒に一度駆け抜ける流れ星。

真っ黒な海に瞬く青白い夜光虫と水平線に揺れる白いイカ釣り船の灯が、

キラキラと輝いて、人生の記憶に何時までも残る夏にしてくれるでしょう。

思い出の夏。

忘れられない海、小樽積丹国立公園。

      

◎そんな思い出の星空を切り取ってフォンテペン(万年筆)に封じ込めた様な『きらきらフォンテペン』があります。

Sailor 四季織 ひさかた『ほしくず』……(但しSailorのテーマは冬なのです)写真が上手く撮れなくてすみませんm(_ _)m

 

こちらも前回紹介いたしましたSailor万年筆の『うちみず』と同じ『四季織』シリーズにある中型フォンテペンです。

深い紺色のボディー(PMMA樹脂)全体に金銀のラメが散りばめられており、見入ってしまうほど奇麗な星空です。

ペン先はSUS(ステンレス)ニブのF(細字)で硬め感触ですが、すらすらとスムーズに書けます。

『うちみず』と合わせて使っております。

こちらのインクカートリッジは、濃いBlue Blackがぴったりです。

◎例によって、両方を使って線画を描いて見ました。

女性(Blue Black)と海(Sky Blue)のつもりです。

両方ともひっかかりなく、さらさらと描けます。

 

 

写真出典:臨晃(りんこう)食堂公式ホームページ(北海道積丹郡積丹町大字入舸町109-9)

【思い出】

高校時代の夏休みには毎年積丹の入舸(いりか)町に行き、そこにある島部位(しまぶい)トンネルを潜って降りた崖下の島部位海岸(日本渚百景)で、友人たちとキャンプをしておりました。

写真出典:臨晃(りんこう)食堂公式ホームページ:りんこうは、古くからある知る人ぞ知る名物食堂です(今は綺麗になっております)

高い崖で町の明りが隔たれている入り江の海岸は、夜空の星が非常に奇麗なのです。

当時は海岸まで下りる崖に階段などは付いておらず、獣道の様な草中を通って下ったものです。

その頃の海岸には水道設備は付いておりません。

よって飲料水や炊事に使う水は、上で灯油の20Lポリ容器に汲んで下まで運んで行ったのです。

因みにトイレも有りませんでしたので、草むらです。

写真出典:臨晃(りんこう)食堂公式ホームページ(北海道積丹郡積丹町大字入舸町109-9)

海に潜るとアワビやウニが居て、少しばかり採って食べました。

でも、それは地元の漁師さんの漁場で行う窃盗、若しくは密漁に等しくて本当はいけない事なのです。

分かり易く言えば、スイカ泥棒です。

しかし、高校生の私たちが少しばかり現地で採って食べる分には、地元の方々は大目に見てくれていました。

水中眼鏡にマイナスドライバー1本ですから、一潜りに獲物が一つです。

それに高校生の素潜りは、そんなに深く潜れるわけではありません。

ウニは直ぐですが、アワビは一度潜ってアタリを付けて次の潜りでこじり採ります。

採り易い場所に有っても小さい獲物は採りません。

(水中眼鏡では、大きく見えます)

一日に各自2つだけ、そう決めて採りました。

当時、崖上で漁協の人たちが双眼鏡で監視をしていましたが、見逃してくれていたのです。

パトロール船もよく来ました。

写真出典:臨晃(りんこう)食堂公式ホームページ(海の幸が絶品の食堂です)

海水浴場ではありませんので泳いでは危険だからです。

遊泳禁止の札は有りませんでしたが、危険な事をしていないかどうかを見に来てくれていたのです。

岩場の海は直ぐに深くなります。

澄んでいて、ずっと底まで見えて綺麗です。

潜ると更に綺麗で別世界でした。

今思うと、本当に感謝です。

毎年、夏に来る高校生の馬鹿どもを見守ってくれていたのです。

 

しかし、夜の海は真っ暗で潜れません。

岸辺で海に浮かびながら星空ばかりを見ていました。

若い頃の思い出は、奇麗なものになりがちです。

でも、地上に寝ていて、空に取り込まれそうな浮遊感は今でも思い出します。

小樽積丹国立公園。

前回のフォンテペン記事 👉 Sailor四季織『うちみず』フォンテペン(万年筆)をレビュー