気軽に使う1000円以下のクリア万年筆(フォンテペン)を徹底比較

1. 万年筆って『Fountain Pen』→(フォゥンテインペン)の事なんです。

★『万年筆』ってちょっと堅苦しくって敬遠しちゃいますよね! (写真:Sailorプロフィット21_これの価格はゼロ一つ多いです)

でも『万年筆』で字や絵を書(描)くのって、案外、書き易くって楽しいものなんですよ。

使っていない方に言わせますと、『万年筆』と言う言葉自体がちょっと厳めしくって、高級そうで、書き難そうな響きがあるのだそうですが……。

しかし、本来は、筆記を便利にする為に考え出された、19世紀の優秀な発明品なのです。

それも自然の力を利用して、簡単に線が引ける様になっております。

そこからどんどん進化して、今は21世紀。

ですから現在は安くって、簡単に綺麗な字や絵が描(書)ける、使って楽しいペンが沢山出ているのです。

例えば、下の絵は、👉Sailorの『ふでDEまんねん40°』で描きました。Amazon価格で716円です。

漫画家の先生たちは、ペン先を替えられる付けペンを使っていますよね。

(原則、万年筆のペン先は自分で替えられませんが)

その「付けペン」のペンの中に「インク壺」を内蔵したのが、『万年筆』なのです。

ですから、万年筆の発明処の米国で付けられた名前が『Fountain Pen』。

意味は、【ペン軸の中に内蔵したインク容器をインクの『Fountain(泉)』に例えて、そこから毛細管現象でインクがじわじわとペン先にしみ出して来て字が書けるペン】なのです。

合理的な上にロマンチックな名前ですよね。

(写真:内部構造の見える、Sailorプロフィッショナルギアスリム金 透明_これもゼロ一つ多いです)

★ですから、私は『万年筆』の愛称を『フォンテペン』と呼んでいます。

理由は簡単です。

原語の『Fountain Pen』をローマ字読みで端折って『フォンテペン』と読んでいるのです。その方が、気軽に使えてスマートな感じがすると思いませんか?

そして、日常の筆記具として、自然に使えそうな気がしますよね。

『ボールペン』や『シャーペン』の様に。

今、万年筆(フォンテペン)には、色々な種類のものがあるのです。

ですから、貴方も気軽に万年筆(フォンテペン)をドンドン使ってみませんか?

その為に、今回は筆圧や使い方にこだわらない、スティールフォンテペンで、壊しても惜しくないリーズナブルな製品を選んでみました。それも中が見えるクリアタイプです。

2.1000円以下のクリアタイプ・フォンテペンJAPANはこれ!

★以下が、日本企業で企画されて、売られている1000円以下のロープライス万年筆(フォンテペン)で、色付きインクが外から見えて、楽しく使えるクリアタイプ(無色透明軸と半透明含む)なのです。

(下記消費税込み参考価格:20年5月15日現在です。※但し価格は、生もので変動しますのでご注意下さい)

写真は順不動に番号を振って並べてありますが、その正体は以下の通りです。

① DAISO(ダイソー)

クリア万年筆 HAUZER 中字 110円

② PILOT

ペチット1
Amazon(送料無料) 361円 8色セット1700円(213円/本)

③ PLATINUM

プレピー
Amazon(送料無料)0.2mm 567円

0.3mm 7色セット1890円(270円/本)

④    PILOT

カクノ(細字)
Amazon(送料無料) 969円

⑤ PLATINUM

プレジール
Amazon(送料無料)アイスホワイト0.3mm 707円

⑥ SAILOR

ハイエースネオ クリア(F)
Amazon(送料無料) 687円

 

★裏写りテスト

低価格万年筆(ロープライスフォンテペン)ですから、高級なノートではなくて、安いノートに書いてにじみが出るか、インクの出すぎで裏写りがするかも試して見ました。

これは書き方や文字により異なります。

本来『永』の字を書けば良いのですが、お見せできるレベルの字ではありません。

そこで、五芒星を45°の角度にペンを寝かせ、筆圧を掛けて書いて見ました。

下から上にペンを走らせる部分で、引っ掛かって震えたりしても其の儘、一発本番、一回こっきりで写真に撮りました。

思わずペンに「ごめんなさい!」と謝ってしまう変な力の掛け方で、本来は失敗ものなのですが、Blog様に特別に丁寧にゆっくり書いても本来の物にはなりませんのでその儘です。

ペンを挟んで、上の五芒星がインドネシア製100円ノートで、下の五芒星が日本製100円ノートです。

両方ともノートの中間ページを切り取って使っております。

見えますでしょうか、上の写真が紙の表で、下の写真が紙の裏側です。インドネシア製ノート(上の五芒星)の方が多少、裏写りしていますね。日本製はやはり紙の質が良いです。

因みに、Blog用の絵の方には、いつもKOKUYOの安いコピー用紙を使っております。ケント紙ではありません。

 

3、各 透明軸万年筆(クリア・フォンテペン)の説明

★万年筆(フォンテペン)のパーツ名の確認

これから、万年筆(フォンテペン)の説明をして行くに当たりまして、万年筆(フォンテペン)のパーツ名称を書きましたので、ご参照ください。メーカーによって、多少呼び方が違います。この写真の参照メーカーは:セーラー万年筆です)

上記写真に無い用語:

1、インナーキャップ:キャップ内でニブを密閉して、ペン先周りのインク乾燥を防ぐ為にある内側キャップ。

2、スリップシール(機構):プラチナ万年筆特許のバネを併用したインナーキャップ構造で、ニブの密閉度を高め、使用しないでキャップを締めたままの状態でもペン先の乾燥を1年以上防ぐ事が出来る。

★各万年筆の紹介

① Daiso製 クリア万年筆 HAUZER (Made in China)

キャップ閉外寸:全長139mm キャップ最大径Φ12 12.5g(カートリッジ入り)

袋入りカートリッジインク 2本付き黒(欧州標準規格短)

キャップと胴軸の材質は、ABSのプッシュ式で、ペン軸はPP製のスチールニブです。

独特な形状のナローニブで、ハート穴がありません。

キャップ内にはインナーキャップもありません。

線サイズ:M(中字)

線サイズはMになっておりますが、個体差があってMF(中細)くらいの太さの物と、Mとがあります。

しかし、通常の中華万年筆(フォンテペン)のMより細くは書けます。

※Blog内の『絵』は、凡て、説明しているクリアフォンテペンを使って個別に書いております。

これは、特別に細いペン芯とニブを持つ、ハート穴の無いスリットが特徴の(万年筆)フォンテペンです。

インナーキャップが無いのにペン先の乾きが比較的少ないのは、ペン先を極力細くしてハート穴も無くし、空気に触れる表面積を最小化している事と、キャップ内側と首軸先端がスナップ構造になっていてそれがインナーキャップの代わりをしている為と思われます。

欠点としましては、書く時にスリットをきっちり上にした、正式な万年筆(フォンテペン)の書き方をしなければ、上手く書けずに字がかすれる事です。

あとは、製品の当たり外れにより、ひどく紙にひっかかりのあるタイプの個体もあります。

常に線を引く方向と反対方向にスリットを向けながら書くと上手く線が引けます。

クリアタイプ(無色透明)軸の製品は、各店舗で売り切れている事が多く、スケルトン(透明)の濃いBlue軸の製品しか残っていない場合が多いです。

この原因に関しましては、両方のタイプを一度に発注しなければならないのに対して、店頭に並べた途端にクリアタイプが直ぐに売れて、Blueタイプが残る事にある様です。

店側としましては、Blueタイプが売れて在庫が無くなるまで補充しない様です。

その為、取り扱いを辞めて居る店舗も有ります。

👉 カラーインクカートリッジ

 

② Pilot製品

Petit1 ペチット1

キャップ閉外寸:全長 108mm  最大径φ 13.4mm   10g(カートリッジ入)

専用カートリッジインク(通常のpilot専用カートリッジより短い)、1本付き

交換用Petit1専用カートリッジ:Black・Blue Black・Red(1袋3本入り)

線サイズ:M(中字) SUSニブ

実際にM(中字)線で書けます。

万年筆(フォンテペン)のペン芯構造を使用していないユニークな構造です。

フェルトペンと同じ不織布などにインクを染みさせてニブに送り出す構造の為、インクも同型のサインペン用です。

一般の万年筆(フォンテペン)と違って、水洗いのメンテが出来ませんので、一度インクを通すと、原則インク色を替えられません。

一度インクを通した後の保存は、カートリッジを常に入れっぱなしにして置き、ペン芯内をインクで染みさせておいた方が良い様です。

インクが無くなった状態で長く放置すると、不織布内でインクが乾き、新しいカートリッジを入れても書けなくなります。

キャップ内にインナーキャップが仕組まれている通常のダブルキャップッシュ方式ですが、密閉構造が良い為、ペン先が乾き難い長所が有ります。

👉Petit1 8色セット

 

④ Pilot製

カクノ(kakuno) F(細字)

専用箱入り:取説、Pilotカートリッジ黒 1個入り

キャップ閉外寸:全長130mm 六角径14.5mm 13g(カートリッジ入り)

万年筆(フォンテペン)使用初心者の幅広い層(小学生から大人まで)を狙って企画され、丁寧に作られた秀作です。

メンテナンスの仕方も描かれた、漫画イラスト付きの簡潔なのに丁寧な取り扱い説明書付きです。

筆箱に入れて使う様に出来ているのでしょう。

キャップにクリップが無い為、デスクの上で転がらない様に、鉛筆同様の六角形の筒状で、、キャップには転がり防止の突起物も付いております。

軽くて、持ち易い太さの六角形のペンは、ペン先にあるニブに刻まれた、『えがおマーク』を上にして書く様になっております。

筆記の為に首軸を指で持った時に、小さな手にも、大きな手にもぴったりとフィットする様な形状に作られているのが不思議です。

その上、この『えがおマーク』を斜め上から自分で見える様にして字を書くと、ほぼ45°~60°の万年筆(フォンテペン)基本角度の持ち方内に収まる目印にもなります。

しっかりとした丈夫なSUS製のニブは、多少筆圧が高くても、がっちりとペン先を支えてくれる様に出来ておりますが、さらりと書いてもきっちりとF線を引いてくれます。

しかも、パッチン開閉のキャップは、そんなにきつくもないのに、内側にあるインナーキャップのスナップが効いていて、4~5日使わなくともペン先が乾きません。

更に、Pilotのインクカートリッジだけではなく、別売のコンバーター(CON-40 or CON-70)も使える様になっておりますので、インク補充派の大人でも便利に使う事が出来ます。

👉Pilot カクノ 透明軸

 

③プラチナ万年筆製

プレピー

キャップ閉外寸:全長138mm 軸径Φ13 13g(カートリッジ入り)

本体内にPLATINUMカートリッジ 1個入り

交換カートリッジ:Black・Blue Black・Red・Green・Pink・Yellow・Violetの7色有り。

SUSニブです。

この線サイズは0.2mmになっておりますが、普通に細字ですね。

ですから実際は0.3mm位と言うところでしょうか。

安いプラフォンテペンなのに、スリップシール機構を搭載したキャップで、使用しなくてもペン先の乾きを1年間防止出来る所が凄いのです。

旧モデルよりも、キャップPC素材(アクリル樹脂)の厚みが増して、丈夫になりました。

プレピー各色

👉プレピー 7色セット

次の上級アルミタイプモデルのプレジールと首軸の互換性があります。

 

⑤プラチナ万年筆

プレジール

キャップ閉外寸:全長 142.5mm キャップリング部Φ15  17.5g(カートリッジ入り)

線サイズは、細字(0.3mm)になっておりますが、ちょっと太めです。

この首軸はプレピーと互換性が有ります。
ですから、プレジール細字=プレピーの0.3mmの太さと思って下さい。
ニブにもプレピーと同じ呼称で、0.3mmと刻印されております。(プレピーには、0.2・0.3・0.5mmがあります)
『細』とは刻印されてはおりません。(他のプラチナブランドのバランス等は『細』と刻印)
という事は、この首軸は完全にプレピーで、線の太さもちょっと太めの0.5mm位という事でしょう。

#3776センチュリーに負けないくらい、ぬらぬらと、引っ掛かりもなく良く書けます。
しかも、万年筆用の高級紙やケント紙にではなく、普通のノートとコピー紙にです。
スリップシールもちゃんと効いていて、ペン先の乾燥もしません。

プレジールの実物は、兎に角、デザイン性が優れているのです。
キャップと胴軸がアルミのアルマイト加工製なので非常に高級感があり、この価格で全く文句はないです。
しかし、首軸はプレピーですのでアクリル樹脂製です。
プッシュ式のアルミキャップの飾りリングが真鍮製のクロームメッキで、材質の違う処が気になる所です。しかし非常に綺麗です。

プレジールとプレピーの首軸には互換性がありますので、一緒にプレピーを使っている場合は、プレジールを落としてニブを破損した時など、安いプレピーの方から迷わずプレジールに付け替えて継続使用が出来ます。

逆にプレピーを落としてキャップや胴軸を破損した際は、首軸を水洗いしてメンテナンス後、よく乾燥させておけば、プレジールの交換用パーツとして使えます。
よって、プレピーを使いつつ、プレジールを使えば合理的に長く使えるという事になります。

又、当然ですが、現在13カラーあるプレジール同士のキャップを入れ替えて楽しむ事も出来ます。

👉プレジール アイスホワイト

 

⑥セーラー万年筆

ハイエースネオ クリア シルバー 細字(F)

キャップ閉外寸:全長136mm Φ13.5  13g(カートリッジ入り)

カートリッジ:黒2本付属 (別売コンバーターの使用も可)

線サイズ :細字[F]でもやや太め。SUSニブ。

アルミキャップのプッシュ方式で、銅軸はAS樹脂なのですが、パッチン開閉のスナップが首軸とインナーキャップ側にあり、どちらとも同じ材質のABS樹脂の嵌合(かんごう)式となっている為、磨耗が少ないものと思われます。

太さがΦ13.5と非常にスリムな万年筆なので、システム手帳などのペンホルダーに問題なく入り携帯に便利です。

ペン芯自体が透明なのでインクの色がそのまま反映します。

カラーインク

👉ハイエースネオクリアシルバー

👉セーラー万年筆 万年筆 インク吸入器 コンバーター ブラック 14-0506-220 500円

セーラー万年筆付属のメンテナンスマニュアルです。
他の一般的な万年筆(フォンテペン)のメンテナンス方法と同じですので参考にして下さい。

4. 「まとめ」と『フォンテペン』の選び方リンク

如何でしたでしょうか、『万年筆』と呼ばれる筆記具は、難しそうでもここでチョイスしたクリアータイプの『フォンテペン』でしたら、中の構造も見られて、インクのカラーバリエーションも豊富に使えて、しかもリーズナブルです。

人類が発明したインクを使った筆記具の3大発明、フェルトペン(サインペン)、ボールポイントペン(ボールペン)の中でも最古のひとつ、『フォンテペン』のすばらしさをどうぞ貴方も体験して見て下さい。

本来は力を抜いて紙にペン先を置いて動かすだけで、線が書けるのが『フォンテペン』なのです。
するすると、紙の上をスケートの様にペン先が滑って、インクの軌跡を残していく感覚を一日も早く体験できることを祈っております。

★画像を圧縮しすぎて見難くなってしまっている所をお詫びいたします

万年筆(フォンテペン)の選び方は、以下の内部リンクも参考にしてみて下さい。こちらとは、ちょっと趣の違う内容の記事となっております。

👉 10.000円以下で、安くて使い易い金ペンとSUSペンの2本を最初の万年筆(フォンテペン)に選びました。

👉 万年筆は贈り物だから、自分へのプレゼントにしましょう。よく頑張っている激励に、プレゼントです。

👉 万年筆(フォンテペン)で、ライバルに差をつけよう! 

有難うございました。
カテゴリーで、『Bible』シリーズも面白いと思います。
ぜひ覗いて見て下さい。       meganejiでした。