創世記を少し3

はい。皆様本日も来て頂きまして、ありがとうございます。

本日は、失楽園の後のお話です。

有名な『カインとアベル』のお話ですね。

すみません。

ノア迄一気にいけませんね。

質問が出て来ました。

前回の天地創造の処で、ですね。

1章と2章では天地創造が、逆じゃやないか矛盾していると言うお話なのです。

すみません。

私は、さらっと読んでいました。

これ、聖書で良くある事なんですが、同じ話を別の角度で、後から繰り返す記述が有るんです。

これは、より詳しくという事で、人間が作られた時の6日目のお話を述べているだけなんです。

いわば、1章では、宇宙全体から天地創造なのですが、ここでは、天地が出来た後での、エデンと言う場所において、人が造られ、園が作られて行く過程を示しているのです。

ですから、6日目のお話のピックアップで、別のお話では無いのです。

エデンと言う場所には、湧き水は有ったのですが、未だ木も草も生えていなかったわけですね。

当然、耕す人もいなかったわけですから。

この時代は、未だ、どのみち雨は降らないのです。

雨が降るのは、ノアの時からですので、それ以降になってからなのですね。

虹と一緒です。

そんなわけで、ここのお話は、地上世界のどこか東の方で、神がエデンと名付けた場所に、神が園を作られて、そこに最初の人間、アダムを置かれた(put)と言うわけなのです。

2:6は、英語でplantedになっておりますよね。

地上世界全体ではなくて、ある場所の一部を神が園としてプラントして、そこに人を置いたと言うことなのです。

日本語、またまた分かり辛いですよね。

この時、野の獣も空を飛ぶ鳥も既にいるわけですが、神はその場で個体をひょいと造って、人の所に持ってきて、どう名前を付けるのかを見ていたと言うわけなのです。

神にとっては、造作も無い事ですよね。

はい、と言うわけで、別に矛盾している事でも何でもなくて、聖書の記述では、こういう繰り返しの書かれ方が良くある事なのです。

知らない方が驚かれるだけで、それは、仕方のない事ですね。

はい、それでは、又、少し長くなってしまいましたが、4章を読んでください。

人類最初の殺人事件、有名な『カインとアベル』のお話が出て来ます。

こちらも多分キリスト教を知らない方は、お分かりになれない所があると思いますので、後でちょこっと解説を入れております。

こんな状態ですから、一人で聖書を読め、言われても中々分かるものじゃないんですよね。

大変申し訳ございません。

としか言いようがありません。

私も、今でも分からないところだらけですから。

[ 4 ]

 4:1 Then Adam had intercourse with his wife, and she became pregnant. She bore a son and said, “By the Lord’s help I have gotten a son.” So she named him Cain.

4:1 さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「わたしは主によって男子を得た」と言った。

 

4:2 Later she gave birth to another son, Abel. Abel became a shepherd, but Cain was a farmer.

4:2 彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。

 

 

 4:3 After some time Cain brought some of his harvest and gave it as an offering to the Lord.

4:3 時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。

 

 4:4 Then Abel brought the first lamb born to one of his sheep, killed it, and gave the best parts of it as an offering. The Lord was pleased with Abel and his offering,

4:4 アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、

 

4:5 but he rejected Cain and his offering. Cain became furious, and he scowled in anger.

4:5 カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。

 

4:6 Then the Lord said to Cain, “Why are you angry? Why that scowl on your face?

4:6 主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。

 

4:7 If you had done the right thing, you would be smiling; but because you have done evil, sin is crouching at your door. It wants to rule you, but you must overcome it.”

4:7 もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない」

 

 4:8 Then Cain said to his brother Abel, “Let’s go out in the fields.” When they were out in the fields, Cain turned on his brother and killed him.

4:8 カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。

 

4:9 The Lord asked Cain, “Where is your brother Abel?” /He answered, “I don’t know. Am I supposed to take care of my brother?”

4:9 主はカインに言われた。「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」カインは答えた。「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」

 

 4:10 Then the Lord said, “Why have you done this terrible thing? Your brother’s blood is crying out to me from the ground, like a voice calling for revenge.

4:10 主は言われた。「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。

 

 4:11 You are placed under a curse and can no longer farm the soil. It has soaked up your brother’s blood as if it had opened its mouth to receive it when you killed him.

4:11 今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。

 

 4:12 If you try to grow crops, the soil will not produce anything; you will be a homeless wanderer on the earth.”

4:12 土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」

 

 4:13 And Cain said to the Lord, “This punishment is too hard for me to bear.

4:13 カインは主に言った。「わたしの罪は重すぎて負いきれません。

 

 4:14 You are driving me off the land and away from your presence. I will be a homeless wanderer on the earth, and anyone who finds me will kill me.”

4:14 今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」

 

4:15 But the Lord answered, “No. If anyone kills you, seven lives will be taken in revenge.” So the Lord put a mark on Cain to warn anyone who met him not to kill him.

4:15 主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた。

 

 4:16 And Cain went away from the Lord’s presence and lived in a land called “Wandering,” which is east of Eden.

4:16 カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。

 

4:17 Cain and his wife had a son and named him Enoch. Then Cain built a city and named it after his son.

4:17 カインは妻を知った。彼女は身ごもってエノクを産んだ。カインは町を建てていたが、その町を息子の名前にちなんでエノクと名付けた。

 

 4:18 Enoch had a son named Irad, who was the father of Mehujael, and Mehujael had a son named Methushael, who was the father of Lamech.

4:18 エノクにはイラドが生まれた。イラドはメフヤエルの父となり、メフヤエルはメトシャエルの父となり、メトシャエルはレメクの父となった。

 

 4:19 Lamech had two wives, Adah and Zillah.

4:19 レメクは二人の妻をめとった。一人はアダ、もう一人はツィラといった。

 

4:20 Adah gave birth to Jabal, who was the ancestor of those who raise livestock and live in tents.

4:20 アダはヤバルを産んだ。ヤバルは、家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった。

 

 

4:21 His brother was Jubal, the ancestor of all musicians who play the harp and the flute.

4:21 その弟はユバルといい、竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった。

 

4:22 Zillah gave birth to Tubal Cain, who made all kinds of tools out of bronze and iron. The sister of Tubal Cain was Naamah.

4:22 ツィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅や鉄でさまざまの道具を作る者となった。トバル・カインの妹はナアマといった。

 

4:23 Lamech said to his wives, /”Adah and Zillah, listen to me: /I have killed a young man because he struck me.

4:23 さて、レメクは妻に言った。「アダとツィラよ、わが声を聞け。レメクの妻たちよ、わが言葉に耳を傾けよ。わたしは傷の報いに男を殺し/打ち傷の報いに若者を殺す。

 

 4:24 If seven lives are taken to pay for killing Cain, /Seventy-seven will be taken if anyone kills me.”

4:24 カインのための復讐が七倍なら/レメクのためには七十七倍」

 

4:25 Adam and his wife had another son. She said, “God has given me a son to replace Abel, whom Cain killed.” So she named him Seth.

4:25 再び、アダムは妻を知った。彼女は男の子を産み、セトと名付けた。カインがアベルを殺したので、神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。

 

 4:26 Seth had a son whom he named Enosh. It was then that people began using the Lord’s holy name in worship.

4:26 セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と言うわけでした。

ここのお話は、確かに、キリスト教を知らない、日本人が読んでも全く意味がわからない難解なお話になっておりますよね。

ここで、既に信仰のお話が出て来ている様なものなのですから。

そう、皆様きっと疑問に思われたのではないかと思います。

なぜ、弟アベルの捧げものは、神に受け入れられて、兄カインの捧げものが拒否されたのか。

それは、神への捧げものが、違っていたからなのです。

そして、カインは、それを知っていて、決まりと違う捧げものをしたからなのです。

当然、これは、初めての捧げものではないわけですね。

もう既に何度も行われていて、捧げものをする場所も決まっているわけです。

ですから、彼らはそこに捧げものをbrought(持って行った)わけですね。

After some time 時を経て(ある時期の後)時期が決まっているのですね。

そして、今でもユダヤでやられている様に、捧げものは血が伴わないと駄目なのです。

これは、失楽園の時。神が自ら示しましたね。

罪を犯した人間を一時的に、血を流した動物の革で衣を作り、人をそれで覆ったわけです。

これは、キリスト教を知る人でしたら分かる事なのですが、罪の値は死、罪は血を流す事により一時的に贖われるわけですが、自分の命をささげる訳に行きませんので、代わりに生贄の血を流して、捧げものとするわけなのです。

血は、命なのです。

そして、これが天の律法で、人が罪を犯したが為にこうなってしまったのです。

カインはそれを知っていて、やらなかったわけです。

多分、今迄は、弟のアベルから羊を買って捧げものとしていたはずです。

穀物を捧げものとする場合も、血を添えなければならないと、律法で決まっているのです。

ずっと後から、創世記では無い違う巻で出て来ますので、皆様が分からなくて当然です。

今回のアベルは、それをケチってしなかったわけですね。

ですから、神に言われているわけなのです。

「お前が正しい事をしたのであれば、顔をあげられるはずではないか」と。

神を敬えるかどうか、ごまかせることが出来るかどうか、信仰の問題ですね。

いや、怒って、人殺しまでしてしまうのですから、それ以前の問題でしょう。

……いまは、生贄は無いのですよ。

これは、神と人間との『旧契約』の時のお話ですから。

今は、イエスキリストが現れ、自ら永遠の生贄となって、それを廃した『新契約』の時代に入っているわけですから。

『旧契約』で時計が停まっている、ユダヤ教が未だにやっていますけど。

また、機会がありましたら、その辺のお話も出来ますね。

でも、その前に、是非お近くの教会に行って詳しくお話を聞いてみてください。喜んで個別面談も受け付けてくれるはずです。

それでは、本日はこの辺で失礼いたします。

有難うございました。

続きはこちらです👉『創世記を少し4』

Best Regards