創世記を少し2

 昨日は、沢山の方に来て頂き『創世記を少し』の記事を読んでいただきました。
本当にお礼を申しあげます。

 そこで、感謝の意を込めまして、昨日の章の補足をもう一つだけさせていただきます。
 本来なら、もっと補足があるのですが、その中でも、我々の人生に直接関係のある大事な人との一番大切なお話をひとつだけしたいと思います。

ピックアップしたのは、こちらです。
「That is why a man leaves his father and mother and is united with his wife, and they become one.」です。

キリスト教式の結婚式を挙げられた方には、お分かりになるかと思います。
結婚式の時に出て来る、「結婚」のみ言葉の「核」になる部分です。

「結婚とは何か」という事、そのものを述べております。
「男は、各々この世に生まれ出てから、人としての父母を離れて、世に出て、世の中で、(自分の肉体の一部となる自分の)妻と出会い一つになるのです(一つの肉体に戻るのです)」と言う事です。

ですから、男と女は、この世の中のどこかに、必ず自分の身の一部がいるのです。
そして、その人と出会って、一つの肉体に戻るべくして結ばれるて行かなければならないという事なのです。
パートナーは、生まれた時から既に決まっているとか、結婚する二人は出会うべくして出会うのだ、と言う様な運命論が、ここから出て来たわけですね。

そして、結婚式とは、
「神様、私たちは、離れていたもう一つの自分の肉体に出会う事ができました。有難うございます。これからは一つに戻って離れません」と言う神への報告の儀と約束の式典でもあるのですね。

ですから、パートナーは、自分の骨の骨、肉の肉であって、本当に大切な存在なのです。

よって、パートナーとは、自分自身だという事にもなります。

即ち、夫婦はキリストと教会のひな型を表し、その様(さま)にての一体と言う事になるのです。

この聖書的一体とは、ベターハーフの事を指してはおりません。

キリストが頭、教会は体なのです。

夫々に頭と体を持っているものが、手を結んで協力し合う関係ではありません。

文字道理、一つの体になるという事です。

よって、夫婦の一体もそれと同じで文字通り一つになるという事をいっております。

病める時も……悩める日にも……、と言う新訳聖書の別の章に出て来る、結婚式の時に読まれる言葉の原点が、この創世記にあったのです。

すみません。また、補足が長くなりました。

それでは、前回の続きを始めます。

今回の『創世記を少し2』では、冒頭で、エバに対する蛇の誘惑が入ります。

そして、最後は楽園追放です。

よく、小説や映画の題材になりますよね。

その原点がこれなのです。

そして、ここから、聖書預言の全てがはじまりました。

それでは、『創世記を少し2』のほうを、お読みください。

創世記 3章です。

 

[ 3 ]

 3:1 Now the snake was the most cunning animal that the Lord God had made. The snake asked the woman, “Did God really tell you not to eat fruit from any tree in the garden?”

3:1 主なる神が造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇であった。蛇は女に言った。「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」

 

 3:2 “We may eat the fruit of any tree in the garden,” the woman answered,

3:2 女は蛇に答えた。「わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。

 

3:3 “except the tree in the middle of it. God told us not to eat the fruit of that tree or even touch it; if we do, we will die.”

3:3 でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、と神様はおっしゃいました。」

 

 3:4 The snake replied, “That’s not true; you will not die.

3:4 蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。

 

 3:5 God said that because he knows that when you eat it, you will be like God and know what is good and what is bad.”

3:5 それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」

 

 3:6 The woman saw how beautiful the tree was and how good its fruit would be to eat, and she thought how wonderful it would be to become wise. So she took some of the fruit and ate it. Then she gave some to her husband, and he also ate it.

3:6 女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。

 

 3:7 As soon as they had eaten it, they were given understanding and realized that they were naked; so they sewed fig leaves together and covered themselves.

3:7 二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせ、腰を覆うものとした。

 

3:8 That evening they heard the Lord God walking in the garden, and they hid from him among the trees.

3:8 その日、風の吹くころ、主なる神が園の中を歩く音が聞こえてきた。アダムと女が、主なる神の顔を避けて、園の木の間に隠れると、

 

 3:9 But the Lord God called out to the man, “Where are you?”

3:9 主なる神はアダムを呼ばれた。「どこにいるのか。」

 

 3:10 He answered, “I heard you in the garden; I was afraid and hid from you, because I was naked.”

3:10 彼は答えた。「あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。」

 

 3:11 “Who told you that you were naked?” God asked. “Did you eat the fruit that I told you not to eat?”

3:11 神は言われた。「お前が裸であることを誰が告げたのか。取って食べるなと命じた木から食べたのか。」

 

 3:12 The man answered, “The woman you put here with me gave me the fruit, and I ate it.”

3:12 アダムは答えた。「あなたがわたしと共にいるようにしてくださった女が、木から取って与えたので、食べました。」

 

 3:13 The Lord God asked the woman, “Why did you do this?” /She replied, “The snake tricked me into eating it.”

3:13 主なる神は女に向かって言われた。「何ということをしたのか。」女は答えた。「蛇がだましたので、食べてしまいました。」

 

3:14 Then the Lord God said to the snake, “You will be punished for this; you alone of all the animals must bear this curse: From now on you will crawl on your belly, and you will have to eat dust as long as you live.

3:14 主なる神は、蛇に向かって言われた。「このようなことをしたお前は/あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で/呪われるものとなった。お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。

 

 3:15 I will make you and the woman hate each other; her offspring and yours will always be enemies. Her offspring will crush your head, and you will bite her offspring’s heel.”

3:15 お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に/わたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕き/お前は彼のかかとを砕く。」

 

3:16 And he said to the woman, “I will increase your trouble in pregnancy and your pain in giving birth. In spite of this, you will still have desire for your husband, yet you will be subject to him.”

3:16 神は女に向かって言われた。「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。お前は、苦しんで子を産む。お前は男を求め/彼はお前を支配する。」

 

 3:17 And he said to the man, “You listened to your wife and ate the fruit which I told you not to eat. Because of what you have done, the ground will be under a curse. You will have to work hard all your life to make it produce enough food for you.

3:17 神はアダムに向かって言われた。「お前は女の声に従い/取って食べるなと命じた木から食べた。お前のゆえに、土は呪われるものとなった。お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。

 

3:18 It will produce weeds and thorns, and you will have to eat wild plants.

3:18 お前に対して/土は茨とあざみを生えいでさせる/野の草を食べようとするお前に。

 

 3:19 You will have to work hard and sweat to make the soil produce anything, until you go back to the soil from which you were formed. You were made from soil, and you will become soil again.”

3:19 お前は顔に汗を流してパンを得る/土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る。」

 

 3:20 Adam named his wife Eve, because she was the mother of all human beings.

3:20 アダムは女をエバ(命)と名付けた。彼女がすべて命あるものの母となったからである。

 

3:21 And the Lord God made clothes out of animal skins for Adam and his wife, and he clothed them.

3:21 主なる神は、アダムと女に皮の衣を作って着せられた。

 

3:22 Then the Lord God said, “Now these human beings have become like one of us and have knowledge of what is good and what is bad. They must not be allowed to take fruit from the tree that gives life, eat it, and live forever.”

3:22 主なる神は言われた。「人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある。」

 

 3:23 So the Lord God sent them out of the Garden of Eden and made them cultivate the soil from which they had been formed.

3:23 主なる神は、彼をエデンの園から追い出し、彼に、自分がそこから取られた土を耕させることにされた。

 

 3:24 Then at the east side of the garden he put living creatures and a flaming sword which turned in all directions. This was to keep anyone from coming near the tree that gives life.

3:24 こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。

 

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はい、ここでも補足説明は沢山あるのですが、やり出すと、きりがありませんので、ちょっとだけ補足します。

先ず、聖書は言っています。

「主なる神の造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇であった」と、

この「賢い」を英語で見て見ると「cunning」(カンニング)となっています。

これは、もうご存知の様に、「ずるがしこい」と言う意味の「賢い」ですね。

それを頭に入れて、蛇と女の会話を見て行きます。

蛇は、先ず女に「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか」と聞いているのです。「どの木からも」の「どの」は、「any」を使っての否定形で、本当にどの木からも駄目だといったのか? allじゃないのですね。と聞いているのです。

これは、2-16で神が人に言われた「園のすべての木から取って食べなさい」と許しを与えた時の「すべての木」を表す「any tree」の「any」と同じものを使ってるんですね。

それで、女は、「we may eat」我々は、食べるのを許されているのです「the fruit of any tree」と、やはりallではなく、「any」を使ってすべての木の実からと、正しく答えているのです。
が、その後、園の中央の木を覗いては、と例外を言う時に、「食べてはいけない、【触ってもいけない】」と、神の言っていない事までも付け加えてしまったのです。

その心の状態は、正しい答えを言って調子に乗り、自分の意見をもそれに付け加えてしまったと言う事なのです。

そのちょっと得意になって言った、自分は神に対して忠実なのだと言う、誇った心の隙を蛇は見逃さなかったのです。

よって蛇は、女の心が言わしめた【触っても行けない】の一点だけを突いて、言ったのです。

「That’s not true」=「それは真実ではない」と、それをしても「You will not die」(決して死ぬことはない)と、だから、蛇は嘘を言っていないのです。

神様は、食べてはいけないと言ったけれど、触ってはいけないとは言わなかったのですから。

 そして、次に、神の言った真実の言葉を付け加えて、女の背中をぐっと押したのです。

3:5 で、「それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ」と言って。

すると、それを聞いた女が、木を見てしまいます
3:6「……その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた」となってしまうのです。

そこで出て来ている引き金が、人の欲です。英語で「The woman saw how beautiful the tree was(目の欲) and how good its fruit would be to eat,(食の欲) and she thought how wonderful it would be to become wise.(知識欲、所有欲)」に表されております。そして、食べて、一緒にいた夫にも渡したところ、彼もまた食べてしまったのです。

 目が開けて、裸である事を知り、イチジクの葉っぱを繋ぎ合わせて自身を覆ったとあります。で、神の声に隠れたのです。

ここから、なぜ、神が禁止した事を破ったのかを神に追及されて行きます。

アダムに聞き、女に聞き、蛇に言って罰を与え、男にも女にも罰を与え、人類に最初の預言が与えられて来るのです。

 それまでには、やはり各節一つ一つ言葉の意味があるのですが、一気に要点を説明します。

3:14 主なる神は、蛇に向かって言われた。「このようなことをしたお前は/あらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で/呪われるものとなった。お前は、生涯這いまわり、塵を食らう。

 これは、皆さんご存知の通りです。

現在、蛇には足がありませんが、生物学的に言って、足があった痕跡のある事は、広く知られています。

 

3:15 お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に/わたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕き/お前は彼のかかとを砕く。」

これが、最初の預言になります。

聖書の預言は、一つの文章からではなく、他の書の色々な章節に繋がって行き、解く事が出来るものなのですが、これが、最初の預言の節なのです。

ここで言う女の子孫とは、乙女マリアから生まれるイエスキリストの事です。

蛇はサタンを表します。

キリストはサタンの頭を砕く、これは、キリストがサタンに対して、死に至る致命傷をあたえると言う事です。

よって、これから神が行う預言は、サタンの妨害もむなしく成就する事をいきなり冒頭から示しているのです。

しかし、サタンはキリストの踵を砕く、傷を負わせる。

という事になります。

蛇の頭を砕く事が、預言の成就によるキリストの十字架と、その死による復活を示しております。そして今も生きているという事です。
かがとを砕くという事は、当時のローマ人が、十字架上の罪人の死を確実にして確かめる方法として取っていた手段を指し、キリストにもそれが行われた事実を示しております。

他には、こうして、女の妊娠の苦しみが始まったのだ、とか、男は食料を得る為に額に汗して働く事になったのだ、などと言う文字通りの事が描かれております。

聖書では、神との約束を破る事、それを「罪」と呼んでいるのです。

そして、その罪を犯す事により、人は自ら「死」を招き入れてしまったのです。

蛇に騙されたと言っても、人の精神的驕りを突かれて欲望を引き出されてしまったという事です。それに対して皆が罰を受けますが、蛇の罰にはpunishの言葉が使われております。

これには、ここで、文法上ストレートな意味はありません。しかし、それは別の意味にも使われていて、それがやはり、物語や映画のネタになったりしています。

また、アダムとエバがエデンを追放される前に、彼らは、体をイチジクの葉を綴って覆っていました。、

しかし、それに対して神は、彼らに、しっかりとした革の衣を作って与えております。

これは、人の為に動物の血が流された事を示しております。

引き金は、人が犯した罪により、裸を知り、と言う処から始まるのですが、罪の払う値は、死、血を流す事、革の衣は最初の生贄の象徴なのです。

これらの関係は、聖書の他の部分に散りばめられております。

聖書は、聖書によって解くと言う、パズルの様な処が、難しい所なのです。

ですから、聖書研究などと言うとんでもない学問が出てきてしまったわけです。神父さんや牧師さんの学校も有るわけですね。

日本人には難しくて、それでいて、ちょっと興味深い書と言えるのではないでしょうか。
欧米人の価値観と思考のバックボーンが分かります。

小説や映画も、ここから色々なインスピ―レーションを受けて、色々な名作が生まれているのは事実です。

難しいけれど、面白い、それが聖書です。

聖書はその中にある一巻、一巻が、独立している様で、全然違うお話が書かれているのですが、実は全部が繋がっているのです。

ですから、『読書用に使い易いFireHD10とFireHD8タブレット』の記事で、紹介したような、引照付聖書と云う物があるのです。

また、長くなりました。

最後は、飛ばして端折り過ぎましたので、書いている事の意味が分からなくなった方もいるかもしれません。

お詫びいたします。
この穴埋めは、どこかで出来る事を願っております。

本日は、これにてお開きとさせていただきます。

難解な文章を読んでいただきまして有難うございました。

この機会に是非お近くの教会に行って詳しくお話を聞いてみてください。喜んで個別面談も受け付けてくれるはずです。

貴方のご多幸をお祈りいたします。

こんなものでも、少しずつ続けますので、宜しくお願いいたします。

又のお越しをお待ち申し上げております。

続きはこちらです👉『創世記を少し3』

Best regards